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第5回
・ヒーローが業務上過失致死罪?
・光怪獣プリズ魔登場

2021-08-18

タイトル「光怪獣プリズ魔登場」

東風力研究所だより(その5)

 「宇宙の寿司、宇宙の寿司、鉄火巻き~♫」
 急に歌など歌ってどうしたんですか?
 うむ、入院中に鉄火巻きのことばかり考えていたら、突然「宇宙の騎士テッカマン」のことを思い出したのだ。
 テッカマンといえば1975年に放映されたタツノコプロ制作のアニメで、いまだにコアなファンがいるそうですが、確か半年で打ち切られたのでは?「テッカマン」の名前もそうですが、主要キャラが「ワルダスター」とか「ランボス」とか「アンドロー・梅田」とか、ハードな内容に似合わない駄洒落のようなネーミングが多かったですね。
 当ブログの来訪者でテッカマンを知らない人間がまさかいるとは思えないが、実はテッカマンに変身する南城二は日本のアニメ史上、業務上過失致死の罪を犯した唯一の主人公なのだ!以下を見るがよい。
(以下、全てTV録画より)。

左:オープニング
右:宇宙人を憎む南城二は、地球に接近する一隻の宇宙船を発見しテッカマンに変身する。宇宙船は全く無抵抗のままテッカマンに破壊される。

左:ここで第11話のタイトル。
右:天地局長の調査で、破壊した宇宙船がこれまで地球を訪問していた友好的な異星人のものと分かり、肩を落とす城二。

左:城二はワルダスターの宇宙船を無傷のまま奪うと、ただ一人生き残ったユーコク星人のカレンに銃を差出し、「俺を撃て」と迫る。カレンは引き金に手をかけるが、アンドロー・梅田の説得とロボットぺガスの懇願に応じ銃を置き、城二が奪った宇宙船で母星に帰っていく。
右:ひとり残された城二は涙ながらに叫ぶ。「どういう風に詫びるんだ。私は間違いを犯しました、二度としませんから許して下さいと言って涙を流すのか。そんな泣き言を俺が言えるか。言ったところで俺の失敗は償えるか。俺は地球の人間だ、男だ。犯した罪は命を懸けて償うしか、それしか考えられなかったんだ・・・」

 子供番組とは思えない、すごい話ですね。
 うん。ヒーローが敵の罠に落ち殺人などの罪で逮捕される話はいくつか記憶にあるが、ほとんどが濡れ衣だろう?過失により多くの善良な命を本当に奪ってしまった主人公は南城二しかいない。これを初めて観たときは本当に驚いたもんだ。
 ここは人間の苦しみを真正面から描こうとした当時のクリエーターたちを褒めるしかありませんね。
 プロの仕事に注文をつけないスポンサーもまた、大人だったのだろうな。それにしてもボブ佐久間氏のBGMは素晴らしいの一言で、個人的には「宇宙戦艦ヤマト」の宮川泰氏、「伝説巨神イデオン」のすぎやまこういち氏らと肩を並べる仕事っぷりだな。

宇宙怪獣図鑑(朝日ソノラマ)

 ところで教授、最近の東風力研究所だよりはTV番組の話に偏重しているのではないかと思うのですが・・・
 ふん、そう言うと思って、今回から手持ち書籍の紹介をすることにした。まずは朝日ソノラマの「宇宙怪獣図鑑」だ。

朝日ソノラマ「宇宙怪獣図鑑」

・朝日ソノラマ「宇宙怪獣図鑑」
・定価380円、昭和46年6月30日発行
・構成 大伴昌司、記事 大伴昌司、辻真先
・22大怪獣カラー活躍大画報、怪獣写真名鑑、怪獣7つの秘密、怪獣学入門
・ソノシート うた「宇宙マーチ」、ドラマ「大あばれ!宇宙怪獣」(脚本 辻真先


 朝日ソノラマの怪獣図鑑は、毎日飽きもせず、ソノシートをレコードプレーヤーで再生しながら、擦り切れるほど読んだもんだ。
 表紙から察するに、「キャプテンウルトラ」の怪獣が中心のようですが・・・
 基本は「ウルトラマン」と「キャプテンウルトラ」に登場する宇宙怪獣を紹介しているのだが、怪獣画報には「ウー対ギガス」「赤影3大怪獣」なんてのもあって、編集方針が良く分からん。しかし、「キャプテンウルトラ」の怪獣は、なかなか個性的だと思わんか。中でも金属人間メタリノームは私のお気に入りだ。怪獣画報では「キャプテンウルトラ」の怪獣のほとんどを梶田達二先生が描いており、そこも見どころのひとつだ。
 教授はこの手の図鑑を何冊持ってるのですか?
 母親がうるさいので、中学生になるときプラモなどと一緒に全部処分してしまったからなあ・・・手持ちのものは、ほとんど近年、オークションで落札したものだ。「宇宙怪獣図鑑」は2015年に本体とソノシートを別々に入手したが、大一枚使わずゲットできて幸運だった。この図鑑はとうとう復刻されなかったので、ソノシートつきの完品は結構、お宝だと思うぞ。

愛すべきロボットたち 第2話「初めて買ったロボットプラモ」

マルイ「スーパーロボ」

 2回目となる今回は、スーパーロボ(マルイ製)です。
 小学校のとき私は鍵っ子で、学校が終わると母親が働いているスーパー内の洋服店によく遊びに行ってました。ある時、同じスーパー内にあるおもちゃ屋でマルイのプラモデル「スーパーロボ」を見つけ、購入しました。価格は色々調べると初版から200円だった様ですが、私の記憶では150円なので、お店の方で値札を貼り直していたのかもしれません。とにかく私にとって生まれて初めて買ったプラモデルでした。鉄人に似たルックスや、ピノキオのような鼻などに愛嬌があり、未組立の完品は5万円以上で取引されることも多い人気のロボットです。写真の個体は未組立ながら背中とゼンマイが欠品のジャンク品で、2016年に大一枚強で落札しました。翌年、背中部分も入手し完成しています(従って、お腹と背中は色違いになっている)。ただしゼンマイは「ジャイアントロボ」のGR2(クラウン製)から流用しています。
 当時も今も、残念なことに卓上ではほとんど歩行しません。これは、すり足の後方への移動を制御し前進力を生むストッパーが金物の爪で、ツルツルした面では滑ってしまうからです。ロボット同士の対戦ではよくブチ切れたりもしましたが、長く私のおもちゃ箱の住人だった思い出深いプラモデルです。 

祝!帰ってきたウルトラマン放送50周年 勝手に記念 ソフビ電動化計画
(No.5 光怪獣プリズ魔)

 今回は、俳優の岸田森氏が脚本を書いたことで有名な第35話「残酷!光怪獣プリズ魔」から、その名のとおりプリズ魔を紹介します。素材は怪獣郷ブランドのソフビです。プリズ魔は、地面を滑るように進むのでタイヤ走行で問題ありませんが、ソプラノ歌手のような鳴き声と、全身の発光を何とか再現したいと思いました。 
 鳴き声の方は、野球場に現れるシーンをボイスレコーダーに録音し使用しています。また、全身発光用として体内に3個の白色LEDを配置し、コア部のカラフルな発光にはタミヤのRCパーツ「レインボーライト/ランダム点滅」を使用しました。

写真ー1:裏面、写真ー2~5:コア部のカラフルな発光(鳴き状態)、写真ー6:全身発光(走行状態)


(教授のワンポイントアドバイス)

ウルトラマンの目の発光(豆球とLED)
左:豆球使用、右:LED使用

 ソフビ電動化計画では、ほとんどの場合、電源としてリチウム電池「CR2」(3V)を1ないし2本使用しています。元々は安価なアルカリ乾電池(1.5V)を使っていましたが、ウルトラマンの目のように白色発光させるには豆球でなくLED(電圧は抵抗にもよるが大体3~4V)が必要で、乾電池2本では多くの場合に電圧が不足します。そこでコンパクトながら電圧が乾電池の2倍あるCR2を使用することにしました。

CR2充電池と充電器
CR2充電池と充電器


 CR2は非常に高価で、1本あたり500~700円くらいします。そこで私は繰り返し使える充電式のものを使用していますが、国内の大手メーカーは充電池を製造していませんので、発火等による火災には注意が必要かと思います。
 このほか、ソフビ電動化計画では鳴き声の再生機能を持たせている場合が多いのですが、使用するボイスレコーダーの電圧は一般的に4.5V(1.5Vのボタン電池3個使用)となっています。その場合、CR2を直列で2本使用(6V)することになりますが、ソフビを歩かすためのモーターは使用電圧範囲が1.5~3Vのため、6Vで使用し続けるとモーターの寿命に影響します。ボイスレコーダーは3Vでも再生可能な場合がありますので、CR2の本数によって与えたい機能に不具合が生じないか、事前に簡単な回路を形成し確認することが大切です。